萌衣はそのどちらにも入らない「傍観者」として暇そうに準備をしているのを見ている。

「分かってないなぁ、兒玉は。クラスの可愛い女子が「ご主人様(///ω///)」とか、言ってくれるんだぞ⁉」

立案者である学級委員の三星倫太郎(みつぼし りんたろう)がメイドの真似をしながら言った。




倫太郎は、バスケ部で、転入生である萌衣と仲良くしてくれている良い奴である。

萌衣とは、バスケ部の一日体験で仲良くなった。



「気持ち悪ぅ。倫太郎そんな目で見るつもりなのかよ?可哀相ー」

呆れ顔をしながら萌衣が言うと、倫太郎がニヤリと笑った。

「何言ってるんだよ。兒玉もやるんだぞ?メ・イ・ド★」