とかなんとか下らないこと考えてるのは、目の前の門が閉まってるから。
おっかしいなー、学園側には今日来ること伝えてあるはずなんだけどなー、忘れられてるのかなーwww
今日は入学式の1週間前。荷物の整理や学園に慣れる期間を確保するため早めに入寮することになったんだけど。
いっこうに開く気配のない門の前で待ってるだけってのも時間の無駄だな。
暇を持て余し、何気なく辺りを見渡してみる。
と、丁度門くらいの高さの木が目に映る。
「そう言えば、王道転校生くんって門を直に登ってたり、木を登ってたりするよねぇ~....」
じーっと木を見つめながらそんなことを考えていると、好奇心というものが芽生えてくるわけで、、、

「登っちゃったwww」
すげ、たっけぇwwwwほえー、地面が遠いww
木を伝って門の上に座る。
そのとき、向こうから金髪の人が来るのが見えた。
あ、忘れられてたわけじゃなかったのねww
「おーい、そこの金髪のお方ー」
多分聞こえるであろう声で叫んでみる。
突然のことに驚いたのか、立ち止まってキョロキョロと辺りを見回してるよww
「そっちじゃなくて上ですよーw」
声に反応して上を見た金髪のお方と目が合う。
「どもっすww」