どれ位、そうしていたのだろうか。

肌寒さを感じで空を見上げると、厚い雲のかかった灰色の空から、綿のような雪が舞い落ち始めていた。


ああ、冷えるわけだ。


僕は足を引きずるようにして、家の中に戻った。