それは、また申し訳なかった。
鈴木さんありがとう。
ゆいかちゃんの面倒を見てくれて
俺は、鈴木さんにお礼を伝えた。すると
くねくねしながら照れていた。

『まぁ龍心ちゃんのためだから仕方がないけど~。
恥ずかしかったけど~今回だけなんだからね』

『オカマがくねくねするな。
気持ちが悪りぃ…』

『もーオカマって言わないでよ!
清水ちゃん。
凜子さんと呼んでちょうだい』

『嫌だね。何で
オカマに名前で呼ばないといけねぇーんだよ!?
そもそもお前…凜子じゃなくて凛太郎だろーが』

『ひどーい!!
もう…清水ちゃんの馬鹿、馬鹿』

ツッコむ清水さんにポカポカと叩く鈴木さん。
2人のやりとりに苦笑いする。
この2人は、本当に仲がいいな。

「アハハッ…楽しい時間に悪いけど
そろそろ時間だから。
ゆいかちゃん。ご飯食べたら会社に行くから
支度してね。お姉ちゃんに会えるよ」

『お姉ちゃんに!?』

2人をなだめながらゆいかちゃんに
伝えたらお姉ちゃんに会えると喜んだ。
預かっているだけだから
朝になったから帰さないとならない。

そして夜になるとまた、預かる。
その繰り返しになる予定だ。
姉のまどかが気づくまでは……。