「もしもし…」

「創始?」

何度も思い出した、愛しい声。



「悠空!?」




「今、どこ?」

「京都のホテル…。」

「今から、エントランス出てこれる?」

「あぁ!」


灑亜耶と翔は、にこにこしながら見送ってくれた。

まるで、最初からわかってたように。