恋して、愛して、崩れて、泣いて。〜幼馴染の複雑な恋愛〜

「俺さ、彼女がいたんだ。」


創始は、さっき灑亜耶が言っていたことと、全く同じ事を話した。





「そうだったのか……。」


創始は、涙で制服を濡らしていた。


同じく灑亜耶も。



俺は、
時々灑亜耶の背中をさすりながら、
黙って聞いていた。


「何も手伝えなくて、ごめん。」

それしか、言えなかった……。