この固っ苦しい野郎は、須偉。


まぁまぁイケメンな癖に、勉強にしか興味が無い。


こいつもある意味、オカンだ。





「今日から高校3年生だろ?クラス替え、気にならね?」


翔は、あえて大っきい声で、私に聞こえるように言った。


翔…私を釣るのうまい。


「皆、早く準備しよー!」


「お前だけだよ、準備してねぇの。」






そんなこんなで、一日が始まった。