「灑亜耶!起きろ。」


「ん〜、無理ぃ〜」


翔は私の体を揺さぶる。


「3秒以内に起きたら、何かおごってやるから。」


その一言で、私は飛び起きた。



「翔、ホント私を釣るのうまい。」


「何年一緒にいると思ってんの?」


私は翔の腕にしがみついて、辺りを見回した。



「あれ?須偉と芹奈は?」


「先行ったよ。あいつら付き合ってんだって?」


翔も、知ってるんだ。


「ていうか、早く腕離して。」


「はぁい…zz」