日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

今日だけ、今日までは
2人でゆっくりと帰れることになった。



ふつーに篤輝くんは何考えてんだ!
って怒ってたけど



悠月が押し通しちゃった。



危ないことだと分かっていても。嬉しい。



「疲れてないか、桃華」



「......」



「桃華?」



「へ?あ!なに?悠月」



「いや、疲れてないかって」



「え?あ、うん!ピンピンしてる!」



いけない、せっかく悠月と帰ってるのに
なにボーとしてるの



「嘘つくなよ」



「嘘じゃないよ!」



「そう、ならいいけど」



ギュッと握っている手が強くなる。



きっと、心配してくれてるんだろう



「悠月。」



「ん?」



「怪我、しないで」



「...それ、は」



「知ってる。
難しいってことは知ってる。



それでも、
私は悠月の怪我した姿、



見たくない。」



「あぁ、桃華がそう言うなら善処する。」



「ありがとう。」



「じゃあ、桃華」



「ん?」



「俺からもお願い」



「なに?」



「絶対。俺を頼って」



「え?」



「廉でも、虎徹でもなく、
俺を、彼氏である俺を1番に頼って欲しい」