貿易会社か、



「小中とも私立の花月学園」



「まじで、」



「あの花月かよ」



和真篤紀の声で



全員が驚いているのがわかる。



「一ノ瀬桃華は小学生5年生の時に花月に
転入してきたっぽい」



「は？ならその前は？」



「分からない。
多分海外にいたんだと思う。
いくら探しても情報が出ないんだ。」



チッ。



冬馬でも情報が出ないとしたら
なかなかの規模がでかいか海外か。



桃華のことだから海外ってせんもありうる



「しかも一ノ瀬桃華はその花月でも
なかなかの好成績」



「は、そりゃ編入出来るぐらいだしな」



篤紀の嫌いな王道お嬢様か、



そんな感じじゃ無かったが



「じゃー、なんでー、こんな所に
編入してきたのー？」



「さぁ？それは分からないけど
ここら辺から花月は遠いからね


家庭の事情じゃない？」



「えー！それを調べるのが
冬馬の役割でしょー！」



「うるっせぇ！
花月学園はセキュルティやべぇえんだぞ！
ここまで調べられたのも奇跡だ！！」



「えー！冬馬つかえなーい！」



「はぁ！？てめぇ！1回ハッキング
やってみろやこらぁー！！」



「冬馬、祐、黙れ」