日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

「まず、悠月が勝道の息子だってことは
入学してから知った。


まぁ、殺すか迷ったが
瑞葉がお父さんのことをチャラにしてくれる
そんぐらい働いたからな。」



「は?なら、初めから合わせるつもりで?」



「あぁ、
つぎ、黒田は一ノ瀬 桃華を使って、
黒田 桃華の時の記憶を思い起こさせて
私の精神の邪魔をしようと
思い描いているの分かっていた。


だから、それを渉に気付かせて
渉は私の為に黒田を潰すよう仕向けた。


そうすることによって私は黒田と大立、
2つ同時に壊すという面倒なことを
しなくて良くなった」



「まて、なら、最初から」



「そう。
渉を解雇したのは妃瀬の戦力を
使わせたくないから。


妃瀬の戦力は大立に使う。
圧倒的に、誰を敵に回したか
分からせるようにね。


そして、妃瀬の戦力を使えない渉は
やはり如月組に向かった。
お前に口添えしろって言ったのはそのためだ。」



「っ、何処まで。」