ようやく2人の説教が終わる。


な、ながい。


「"白虎"、
何度もこちらの願いを聞き入れてもらい
感謝する。


お前たちのおかげで毒蛇だと気づけた。
ほんとに、ありがとう。」



悠月の言葉に私と祐くんも
軽く頭を下げる。



「まだお礼言ってもらうには早いな」



「は?」



「俺も行く!」



「えー!じゃあ、俺もー!!」



「はぁ!?馬鹿ですか!?」



「じゃあ、俺も」



「な!環まで何言ってるんですか!」



「いいじゃねぇか、徹。


幹部全員で突撃じゃー!!



って、ことで、
背中は任されたぜ"白龍"」



「っ!ありがとう!!」



「いいってことよ」



渉の目が合う。



ありがとう渉。



「よし、じゃあ、行くぞ」




「「「「「「おう」」」」」」



「祐、2人に連絡は」



「入れてる。


毒蛇のこたまり場の近く交流」



「わかった。」



全員がバイクに跨ると。



私を乗せた悠月のバイクは走り出す。