「きなくせぇな。」



「確かに、百合は完全に姫じゃないな」



「お前ら4人ともバッチリ
付け込まれてたな」



「アホ!冬馬だけだよ!」



「よぉ。おまえら、
なんか久しぶりだな」



「あぁ、そうだな。てめぇが、その
一ノ瀬 桃華ちゃんにお熱のせいで
全然会ってねぇもんな。」



副総長である篤紀(あつき)が
本気できれている。



触らぬ神に祟りなし。



うん。



「悠月が居ないせいで下っ端ちゃんたち
俺達のなんかミスりましたか!?
って心配してたよーん。」



「祐(ゆう)か、なんも変わりないか?」



「うん!あ、上げるとしたら
その百合ちゃんって子が調子乗ってきたー」



「あぁ?どん風に?」



「俺の後ろ乗せてほしーとか、
倉庫行きたーいとか、
幹部専用の部屋いきたーいとか、
あと、


夏美蹴落とそうとしてるよ。」



「へー、それは穏やかじゃねぇな」



「でしょー、何回あの顔潰してやろうと
思ったことか、

はぁー、俺のいい子キャラ保つ為にも
手伝ってよねー」



「ふ、よくやった祐」



「んー、その、一ノ瀬 桃華ちゃんって
子に合わせてくれたら許すー」



「そのうちな」