日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

「許す。


から、明日の弁当」



「う、うん!!!
いっぱい悠月の好きな物入れてくるね!!」



「おう」




「悠月、もうそろそろ冬馬が
帰ってくんぞ」



「おう」



さっきの返事とはちがう重い返事。



悠月の総長としての顔が出てくる。



「桃華、今冬馬は、"白虎"との
交渉の席についてる。」



「交渉?」



「あぁ、お前がいない間に状況が
だいぶ動いた。


一つめ、


"白虎"との話し合いの末
闇討ちはお互いの族それぞれにあっており、
尚且つお互いはしていない。」



「それって!」



「あぁ、第三勢力の介入。


2つ目に、


闇討ちの損傷があるため、
決着は総長同士のタイマンだ。」



「え、」



「幹部もタイマンを張る方法もあるが
この間冬馬が闇討ちに会ってる。」



「とう、まくん?」



「大丈夫。ああ見えて喧嘩は弱くない。
直ぐに追い払った。


その為"白龍"がその条件を出したため
向こうの条件を聞いて、承諾したら、


タイマンだ。」