日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

「おいで、桃華」



「/////う、うん。」



恥ずかしい。



ゆっくりと悠月の上に座る。



ギュッと抱きしめられた背中は暖かい。



「はぁ、もういいからそのまま話聞け。
和真にはあとから話しとく。」



ご、ごめんね。苦労かけて。



「最近"白龍"のメンバーが闇討ちに合ってる」



え?



他のみんなも驚いたようで微かに動く。



「"白虎"か?」



「いや、それは分からない。」



「んー、総長が殴り込んでくるほど
真っ向勝負の所が闇討ちなんてするかなー?」



「案外下っ端だけで動いてるかもしれない。」



「もしくは、第3の勢力」



「それだと厳しいな。」



黙って3人の話を聞いていく悠月に目を向ける。



悠月は考え込むように顎に手を当てている。



大丈夫かな?



考えが顔に出ていたのか
やさしく頭を撫でられる。



「どうする。悠月」