日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

キャンピングカーに集合!
と冬馬くんの呼び掛けで幹部全員が揃った。



まぁ、いつも通り騒がしい。



「篤紀が俺のお菓子取ったー!!!」
「俺のだって言ってんだろ!!」
「ちがうー!!その銘柄は俺の!!」



「和真。父親はどうだ。」
首を振る
「そうか、良くなってないのか」
こくんと頷く



あーーーー、どんどん冬月くんが......



夏美は面白がってるし



「だー!!!!うるせぇうるせぇ!!!
重要なことがあるって言っただろーが!!!


話を聞けー!!!」



く、苦労人だ。



お疲れ様です冬馬くん。



私に悠月の制御は無理です。諦めた。



「お前らさっさっと席につけ!!!」



「えー!」
「おかん。」
「....」
「ん」



上から


祐くん
篤紀くん
悠月
和真くん



和真くんだけ素直に動き始めた。



うんうん、偉い。



ん?



あれ?



ぽすん。



あれー????



なんで和真くんは私の横に座るのかなー?



あれ?女嫌いじゃなかったっけ?