日本一の総長は、本当は私を溺愛している。

「と言うより。


"白龍"の姫がこんな所で私達と話していて
変な噂でも流されたら何ですし
解散しましょう。」



変な噂?



「えー!俺もっと話したい!」



「無理です。



むしろダメです。」



「なんでー!!!」



「はぁ、考えてみて下さい。


もし、この現場を客観的に見てください。」



客観的。



足元には不良"白龍"



仲良く話してる姫"白龍"



笑顔で楽しそうな1名"白虎"



頭が良さそうなメガネ"白虎"



はっ!



「なにか、企んでる?」



「えぇー!??それそんなことしないよ!」



「えぇ、その脳みそでできると思ってません。」



「へへっ、でしょー?」



ほ、褒められてないよ?



「私がここにいるのが
1番疑われそうな要因ですね。」



「え?じゃあ、徹どっか行けよ」



「こいつ!!


っ、ごほん!」



「今更取り繕ったって。。。」



「うるさい!!
帰るぞ!!」



「えー、」



満くんが引き摺られながらバイバーいと
手を振ってくる。



嵐のようだ。