「……ばか…ぁ…」 俺の首に手を回して、結城さんは抱きついてきた。 「イカせて…お願い…」 耳元で囁かれた甘い声に、俺のスイッチが入った。 「…わかりました。」 それから俺は結城さんが鳴き続けるまで抱いた。 あまりにも可愛い声で鳴くものだから、つい抱き続けていると結城さんは疲れて眠ってしまった。 「好きですよ、結城さん。」 鎖骨から消えていた印をまた付け直す。 “俺のもの”だという、赤い印を。 逞真side end