夢を見た。 それは逞真から逃げるように瞬へと走る夢。 また冷たい手に抱かれた。 あたたかさなんて微塵もなくて、ただ冷たい。 「愛してる、雅」 “愛してる”より欲しい言葉があった。 …でも、なんだったっけ? あのあたたかい手は誰のものだっけ? 「わからない…」 俺はただその場に蹲るだけだった。