『今すぐにお前を抱きたい』 ドクン、と心臓が跳ねる。 …そうだ、この男こそ“興味本位”。 その冷たい手が触れる度勘違いしていたけれど。 「…もう、いい」 誰も俺を見てはくれないから。 “…好きすぎて、苦しいです。” いや…あいつなら? 逞真なら…… 「…………逞真…」 気がつけば紙切れの番号を入力していた。