?「凛ちゃんもう診察終わったの?」

凛「……」

?「もしかして逃げてきた?」

私は頷く。この人は私の事なんでも理解してくれる奏先生。話さなくてもなんでも分かるって前に言ってた。昴先生とは高校からの付き合いらしい。

?「奏ー!」

奏「優斗。」

優「モー。これ忘れてなかないでよ。なんのための電話だと思ってんの。」

奏「そんな怒んなよー。」

優「怒らすことしてんのはお前だろ。あれ?君もしかして凛ちゃん?」

私は頷く。この人も奏先生や昴先生と高校から同じらしい。

優「陽平と雪斗がご飯食べるって言ってたぞ。」