君に伝えたい思い

「もう、帰るか。蒼空、悪いんだけど理人家まで送ってやってくれないか。」

何かを察したように蒼空は伏し目がちに頷いた。

「ありがとうな。小城、送ってくよ。話したいこともあるし。」

唯一この状況を掴めていない小城は困ったように

「ありがとうございます。」

といった。

「すみません!春輝さん。俺がなんか、余計なことしたから。あんなふうに
なってしまって。」

2人きりになった時小城は頭を下げた。

「ううん。小城は悪くないよ。ひとつ、小城に聞きたいことがある。」

「はい。」

「もし、小城はある日突然大切な人を失ったら悲しいか?例えばそれが
大切で大好きな彼女、とかだったら。」

「そりゃあ、すっげー悲しくて泣くと思います。」