部屋に戻ると、
皆、疲れているのか寝ていた。
そして、風邪をひかないように、ふとんをかけた。
そして、日記を書いていた。
もう、5時だなぁ。
今日も楼莉の部屋で食べようかなぁ。
『奏叶、今日もさぁ、楼莉の部屋でご飯食べるわぁ。』
『誰かと食べるのか?』
『分かんない〜。
でも、土日も楼莉の部屋で食べるか外食かなぁ。』
奏叶たちの最後の中学校生活の1年間だから、アルバム作ろうかなぁ。
ってかやっぱり、男バスのマネージャーやろうかなぁ。
いつの間にかに、6時になっていた。
きっと、皆まあまあ、爆睡だから、皆の分作ろうかなぁ。
今日、ごはんと肉じゃがとひややっこでいいかなぁ?
皮向いたりして、6時半に作り終わった。
「楼莉?」
「凌太、起こしちゃった?」
「もうちょっと、静かにしろよ。」
「ごめん。ごめん。」
「もう、6時45分かぁ。」
「だから、一応皆分のご飯作ったんだけどさぁ。食べる?」
「おぉ。俺さあ、バスケ部入ろうと思ってんだぁ。」
「なんか、珍しいw
でも楼莉ねぇ、男バスのマネージャーやろうと思ってるんだぁ。」
「女バスじゃなくて?」
「うん。校長先生に誘われたんだぁ。」
「あんなに、文芸部入りたがってたのにな。」
「文芸部の先輩達とは相性が合わないぽいし。あは。」
「そかぁ。その場合、俺にバスケ教えてくれよ。」
「うん。いいけどきっと、凌太には負けないよ!」
「さぁ、どうだか。」
凌太〜Side〜
何でそこまでして、他人に気遣うんだぁ。
少し、わがままになってもいいのに。
楼莉は、小学の頃とは少し変わった。わがままじゃなくなって、気遣うようになった。今日もそうだ。担任が、悪いのに。
きっと、文芸部に入るのを辞めたのだって、
楼莉自身が嫌われていると思ったからだと思う!
女バスはきっと、先輩が嫌なのとあまり、試合に出たくないのもあるかもしれない。
男バスに入って、少しでも楼莉を支えたい。
と、少しだけ思ってしまった。
〜Side〜終わり