音楽担当の先生〜Side〜
あんなにつよく聞いても、反論してくる奴は、今までいなかった。
泣きながら、『何で、私なの?』と、言いたいような感じがしてきた。
何で、校長先生の家に行ったんだろうか?
奏叶がまぁ、そんな事するはずもないしなぁ。
問題は起こしているけど、ちょっとしたふざけなどでしかだけだったけなぁ?
校長先生室に行こう!
「コンコン!」
「失礼しますo(_ _)o ペコリ」
「○○先生、どうしました?」
「楼莉さんの事で、聞きたいことがあって来ました。」
「何ですか?」
「昨日楼莉さんは、なぜ校長先生の家に行かれたのですか?」
「妻がねぇ、楼莉さんのファンでしてなぁ。」
「ファン?」
「えぇ。楼莉さんの小説ですよ。
楼莉さんの小説は、いつも面白いらしくて、妻は、楼莉さんのファンなんです
よ。」
「それとこれと、何の関係が?」
「妻が楼莉さんのファンだから、妻の1番好きな小説を楼莉さんがプレゼント
してくれると言ってくださいましてなぁ、だから昨日、来てくれたんです
よ。」
「内心をあげるために?」
「そんな事は、ないと思いますよ。
今日だって、C組の 野村 凌太君が担当の先生を殴ったらしいんですよ。
そしたら、楼莉さんが止めに入り、先生の手当てをしようとしたら、
ビンタされたらしいですよ。それにも関わらず、楼莉さんは、担当の先生の
手当てをしたらしいですよ!」
「そんな事が?」
「でも、楼莉さんが問題にしたくないからって、庇ってくれたらしいですよ。
問題になったら、皆が過ごしにくくなるし、不安になるからだそうですよ!」
「って事は、誰かが恨んで、行っているってことですかね?」
「犯人らしき人は、何となく分かると言う生徒も居るんですけど、
周りの人が解決してくれるって、言ってくれたそうです。」
「犯人を分かっているんですか?
楼莉さんは?」
「知らないと思います。
今日だって、左手にアザが出来ていたくらいですから。」
「アザ!?
じゃあ、何で性格の優しいひとが、ここまで?」
「分かりません。過去に何があったのかも。」
楼莉さん、ごめん🙇
本当に、何もしていなかったんだぁ。
〜Side〜終わり