姉ちゃん。
「楼莉、大丈夫?」
「大丈夫だよ。心配しないでね。」
瑞稀〜Side〜

楼莉ちゃんなら、辛くなったら誰かに助けを求めたはずなのに。
お姉さんの気持ちわかるなぁ。
きっと、アザとか出来たことも言ってないだろうし。
「楼莉、なんかあったら言ってて言ったじゃん!」
「無かったよ〜。」
「葵ちゃん達から聞いたけど、いじめにあってアザは出来るし、
皆から嫌がらせをされたて言ってたし、呪いをかけられて、死ぬ寸前だったん
だよ!葵ちゃん達から電話がかかって来て、初めて聞いたんだからね。
その事聞いたとたん、お母さん達だって、まともに仕事出来る所じゃなかった
し、でも、私に病院に行けって頼またんだよ。」
「そんなにたいした事じゃなかったし、迷惑かけたくなかったんだもん。」
楼莉ちゃんは、どんだけ我慢をしているのかなぁ。
水族館に言った時は、はしゃいで居たけれど。
「まぁ、生きていて良かった。」
家族の皆さんも、生きていなかったらどうなっていた事か。
みんなが、崩れてしまう。
でも、和真が犯人だって分かったところで、嫌がらせ無くなるというわけじゃない。楼莉ちゃんが、どれだけで立ち直れるかすら、分かんない。

〜Side〜終わり

部屋にいる人以外
〜Side〜

「楼莉、大丈夫かなぁ?」
そう言ったのは、葵だった。
皆、不安でたまらなくて黙っていた。
「大丈夫だろ。俺達が見てきた中では。
支えてさえあげれば。」
「そういう風に見えるかもしれないけど、楼莉は人一倍他人のことを気にしてい
て、病んじゃうことだってある。」
「病んじゃうことあるんだ..............。」
「男子には、そういう所、あんまり見せないよ。」
「楼莉の支えになるのは、大事な人や楽しさだよ。」
「って事は、俺のジョークも..............。」
奏叶達は、少しの責任を感じていた。
「あ、校長先生。こんにちは。」
「こんにちは。警察の人から事情は聞いたよ。
たんいんできるのは、いつくらいになるのかな?」
「分からないんですよ。楼莉の体調や気持ち次第で変わりますから。」
「そっかぁー。奥さんが楼莉ちゃんにお見舞いにものを持ってきたんだけど。
楼莉ちゃんは、今、お取り込み中かなぁ?」
「はい。もしよろしければ、預かりますか?」
「いいのかね。ありがとう。」
「いえいえー( *ˊᵕˋ)ノ」

Side〜終わり〜