緊張と絶望で、喉がカラカラに乾いていくのを感じる。


見えていた希望があっという間に消え去って、今あたしの目の前には絶望しか存在していない。


そんな感覚だった。


そして、ついにイクヤがサイコロを振った。


出た目は6。


今までで一番大きな数字だ。


安堵すると同時に不安が一気に押し寄せて来る。


次は一体どんなミッションが出て来るのだろう。


3人全員が固唾を飲んで画面を見守っていた。


そして出て来た文字は……。


《眼球破裂》


あたしはその文字に息を飲んだ。


「眼球破裂って、どうすりゃいいんだよ」


カズヤはすぐに道具を探し始めている。


「殴るとか、蹴るとかなら簡単だけど、そんなことしたらイクヤが……」


ブツブツと考えながら探し物をするカズヤの後ろで、あたしは画面にくぎ付けになっていた。