教室には颯斗が居て、本を読んでいた。

「来たか、」

「あぁ。」

俺たちは舞香や唯希みたいにあまり話すタイプじゃない。

それが落ち着くし、楽だ。

そう言えば、

「お前、暁斗さんと連絡取ってるか?」

暁斗さんは颯斗の親父さんだ。

「毎日な笑 でも業務連絡だけだよ。」

「お前は本当に、俺たちの親父かよ笑」

「自分でやるか?笑」

こいつが色々やってくれるから俺たちの生活があるようなものだ。

「そろそろ連絡とるようにしろよな。」

こいつにはなんでも見透かされてるような気がする。

「あぁ。わかってる。」

それでもあいつは許せない。絶対に。