「突然 済みません」

奥さんは怒るでも無く落ち着いた口調だった。

「明日 用事があって そちらの町に行くんです……よかったら 会ってもらえません?」



「え?」


ど どうしよう
完全に パニクってしまった。



「では 明日 二時
東亜病院 向かいの
喫茶 チァオ で お待ちしてます」



戸惑ってる間に
電話は一方的に切れた




行かなきゃ ダメ?