「俺、ずっと唯の事見てたんだぞ?お前がアイツに似たような奴ばっか好きになってたら気づくだろ……」

諒の言葉に何も言えなくなる。

私が今でも忘れられない高校時代の初恋の人。

はるかにも、琴観姉にも気づかれなかったのに、諒は………。

「アイツがお前の初めて好きになった奴なんだろ?正直ムカつきすぎて殺したくなる」

苦しんだような顔でそう言う諒。

「殺すって……、冗談でしょ?」

「マジで殺すわけ無いだろ?第一今はアイツが何処に居るのかすら分からないんだから。だけど、やっぱムカつく」

突然、獣のような目で私を見てくると、諒は舌と手で私の体を弄ぶ。