特攻班になって、銃で初めて人を撃って命までも奪ってしまった瞬間に、仲間を失ってしまった瞬間に、あたしは「消えてしまいたい」って泣き喚いたんだ。
それからずっと、探し続けていた。いつかあたしの名前を呼んでくれる人を……。
「……ごめんなさい……」
震える声で謝り続ける。名前を呼ぼうとして、口を閉じる。それを何度も何度も繰り返した。
やがて、疲れ果てて眠りに落ちる。これがいつものことになりつつあったんだ。
ふわり、と優しい温もりにゆっくりとあたしは目を開ける。病室は朝を迎えて明るくなっていた。そしてーーー。
「ジーナ」
あたしの名前を呼んで、頭を撫でてくれるハルトさん……。
あたしの体が震えて、涙があふれて、どうしたらいいのかわからなくて、ハルトさんを見つめていた。ハルトさんが目を覚ましてくれたことが嬉しくて、泣くことしかできない。
「ジーナ」
ハルトさんが優しくあたしを抱きしめる。トクトクと聞こえてくる優しい心音に、ハルトさんが生きているんだと実感する。
それからずっと、探し続けていた。いつかあたしの名前を呼んでくれる人を……。
「……ごめんなさい……」
震える声で謝り続ける。名前を呼ぼうとして、口を閉じる。それを何度も何度も繰り返した。
やがて、疲れ果てて眠りに落ちる。これがいつものことになりつつあったんだ。
ふわり、と優しい温もりにゆっくりとあたしは目を開ける。病室は朝を迎えて明るくなっていた。そしてーーー。
「ジーナ」
あたしの名前を呼んで、頭を撫でてくれるハルトさん……。
あたしの体が震えて、涙があふれて、どうしたらいいのかわからなくて、ハルトさんを見つめていた。ハルトさんが目を覚ましてくれたことが嬉しくて、泣くことしかできない。
「ジーナ」
ハルトさんが優しくあたしを抱きしめる。トクトクと聞こえてくる優しい心音に、ハルトさんが生きているんだと実感する。