あたしが振り返ると、昨日の人が紙切れをひらひらさせていた。 「俺はデート権なんて興味さらさらないが、隼人と啓太が入るっていうから、しょうがなくな・・・」 勇介と言った、金髪の派手目の男が照れ臭そうに言った。 「真紀さんとデートできるんでしょ?」 今度は黒髪の啓太がしゃべって、それに真紀は答えた。 「まぁ、しょうがなくね。」 それに、ニヤリと微笑み、真紀に紙を差し出した。 .