「すごく素敵……! もとの世界で見た着物ドレスのどれとも違うのに、すごくなつかしい感じもするの」
「色も柄も、鮮やかね……! 斬新なのに、なぜかしっくりくるわ。似合うのがわかっている感じ。初めてのデザインなのに不思議ね」
トルソーにかかった二着のドレスは、片方が白と黒を基調にしたカラー、もう片方が赤と白を基調にしたカラーだった。
白いドレスのほうは、ウエストマークをした太い黒リボンが、帯のかわりのようだ。黒に映える金の糸で扇の刺繍が入っていて、バックスタイルは帯の結び方を模した蝶結びになっている。肩とデコルテの出たオーソドックスな形だが、胸元は半襟の要領で黒の布地を覗かせている。
スカート部分は傘のように、白無地と黒ベースの着物柄の切り替えになっていて、着物の柄は白い鶴だった。徹底的にモノトーンにこだわったせいか『モダン・ジャパネスク』というような印象を受けた。クラレットに似合いそうだ。
「このモノトーンのほうが私用でしょう。アッシュから見た私のイメージはこんな感じなのね」
「じゃあ、私が赤いほうですか?」
赤いほうは、私がアッシュに説明した『色打掛』を模したドレスだった。
光沢感のある白い生地に、赤い着物柄を重ねている。バックスタイルは着物柄がカーテンのように開いていて、トレーン状に長く伸びた白い布地が覗いていた。
裾が床すれすれというか、この長さだと引きずってしまうのではないだろうか。
「色打掛を再現したくて後ろ部分の裾を限界まで長くしたから、踏まれないように気を付けてくれ」
「気を付けます……」
「色も柄も、鮮やかね……! 斬新なのに、なぜかしっくりくるわ。似合うのがわかっている感じ。初めてのデザインなのに不思議ね」
トルソーにかかった二着のドレスは、片方が白と黒を基調にしたカラー、もう片方が赤と白を基調にしたカラーだった。
白いドレスのほうは、ウエストマークをした太い黒リボンが、帯のかわりのようだ。黒に映える金の糸で扇の刺繍が入っていて、バックスタイルは帯の結び方を模した蝶結びになっている。肩とデコルテの出たオーソドックスな形だが、胸元は半襟の要領で黒の布地を覗かせている。
スカート部分は傘のように、白無地と黒ベースの着物柄の切り替えになっていて、着物の柄は白い鶴だった。徹底的にモノトーンにこだわったせいか『モダン・ジャパネスク』というような印象を受けた。クラレットに似合いそうだ。
「このモノトーンのほうが私用でしょう。アッシュから見た私のイメージはこんな感じなのね」
「じゃあ、私が赤いほうですか?」
赤いほうは、私がアッシュに説明した『色打掛』を模したドレスだった。
光沢感のある白い生地に、赤い着物柄を重ねている。バックスタイルは着物柄がカーテンのように開いていて、トレーン状に長く伸びた白い布地が覗いていた。
裾が床すれすれというか、この長さだと引きずってしまうのではないだろうか。
「色打掛を再現したくて後ろ部分の裾を限界まで長くしたから、踏まれないように気を付けてくれ」
「気を付けます……」



