「こっちの身分を見て明らかに馬鹿にしているわ! 私たちがこの国の流行を牽引している立場だってこと、王族たちにもわからせてやりましょ!」
「でも、どうやって? うちのお店が王室にも献上してるってことは、みんなうちのドレスを着ているってことになって、差が出せないんじゃない?」
「普通だったらそうよ。でも私たちにはケイト、あなたがいるじゃない」
自信満々に私を指し示すクラレットの指を、寄り目で見つめる。
「私?」
「そうよ。異世界のエッセンスを入れた今までにないドレスにすれば、やつらの度肝を抜けるんじゃないかしら。いい宣伝にもなるし」
ついに『やつら』呼ばわりである。クラレットは完全に王族たちを敵とみなしてしまったようだ。
「アッシュとセピアにも話してあるわ。ふたりとも乗り気だから、今日お店を閉めたあとにミーティングをしましょう」
あんまりドレスを派手にして目立ってしまったら困るなあと思ったのだが、そんな私の考えは見越しているのか、クラレットが追撃する。
「夕飯はセピアがレストランでテイクアウトしてくれるみたいよ。ローストビーフ大盛りと、あとなんだったかしら」
食べもので釣れば私は動く、と思われているのがちょっと悔しい。その通りなんだけど。
「わかった……。協力するよ」
そう告げると、クラレットは勝ち誇ったように微笑んだのだった。
「でも、どうやって? うちのお店が王室にも献上してるってことは、みんなうちのドレスを着ているってことになって、差が出せないんじゃない?」
「普通だったらそうよ。でも私たちにはケイト、あなたがいるじゃない」
自信満々に私を指し示すクラレットの指を、寄り目で見つめる。
「私?」
「そうよ。異世界のエッセンスを入れた今までにないドレスにすれば、やつらの度肝を抜けるんじゃないかしら。いい宣伝にもなるし」
ついに『やつら』呼ばわりである。クラレットは完全に王族たちを敵とみなしてしまったようだ。
「アッシュとセピアにも話してあるわ。ふたりとも乗り気だから、今日お店を閉めたあとにミーティングをしましょう」
あんまりドレスを派手にして目立ってしまったら困るなあと思ったのだが、そんな私の考えは見越しているのか、クラレットが追撃する。
「夕飯はセピアがレストランでテイクアウトしてくれるみたいよ。ローストビーフ大盛りと、あとなんだったかしら」
食べもので釣れば私は動く、と思われているのがちょっと悔しい。その通りなんだけど。
「わかった……。協力するよ」
そう告げると、クラレットは勝ち誇ったように微笑んだのだった。



