「自業自得なんだけど、こうなってみて初めて、ケイトにつかみかかったあの子の気持ちがわかったよ。遊びだと思われていたのがショックだった、っていう気持ち」
そこまで語ると、はっとしたようにセピアが身を乗り出した。
「あ、彼女にも謝りに行ったよ、もちろん。わかってくれたし、ケイトにしたことも反省してるみたいだった」
「そう……」
きっと悪い子ではないのだろう。私と似たような不器用さを感じる子だった。出会い方が違っていたら、友達になれたかも。
「真剣な気持ちで好きだって言ってくれたの、わかったよ……。ありがとう、セピアくん。この前はひどいこと言っちゃってごめん……」
「いいんだ。僕が今まで適当なことしてたツケが返ってきただけだから。これからはもっと真剣に考えるようにするよ、他の女の子の気持ちも、自分の気持ちも」
やっとさっぱりしたような顔で告げるセピアは、いつもより大きな――大人の男性に見えた。
「そう思えたのはケイトのおかげ。だから、振られるってわかってても自分を変えようって思ったんだ」
「そっか……。今のセピアくんのほうが、ずっといいよ」
「最初から今の僕だったら、ケイトは好きになってくれたかな」
「それは……」
何と答えたらいいものか考えていると、セピアが寂しそうに微笑んだ。
「ごめん、変なこと訊いちゃって。ケイトには他に好きな人がいるってちゃんとわかってるから」
「――ん?」
今セピアは、“私に”好きな人がいるって、言った?
そこまで語ると、はっとしたようにセピアが身を乗り出した。
「あ、彼女にも謝りに行ったよ、もちろん。わかってくれたし、ケイトにしたことも反省してるみたいだった」
「そう……」
きっと悪い子ではないのだろう。私と似たような不器用さを感じる子だった。出会い方が違っていたら、友達になれたかも。
「真剣な気持ちで好きだって言ってくれたの、わかったよ……。ありがとう、セピアくん。この前はひどいこと言っちゃってごめん……」
「いいんだ。僕が今まで適当なことしてたツケが返ってきただけだから。これからはもっと真剣に考えるようにするよ、他の女の子の気持ちも、自分の気持ちも」
やっとさっぱりしたような顔で告げるセピアは、いつもより大きな――大人の男性に見えた。
「そう思えたのはケイトのおかげ。だから、振られるってわかってても自分を変えようって思ったんだ」
「そっか……。今のセピアくんのほうが、ずっといいよ」
「最初から今の僕だったら、ケイトは好きになってくれたかな」
「それは……」
何と答えたらいいものか考えていると、セピアが寂しそうに微笑んだ。
「ごめん、変なこと訊いちゃって。ケイトには他に好きな人がいるってちゃんとわかってるから」
「――ん?」
今セピアは、“私に”好きな人がいるって、言った?



