君のとなりで恋をします。─上─









自分を落ち着かせるためにとりあえず香純を自分の体から引き剥がして、何か話題を振ってみる。











「…今何時?」





「4時過ぎだよ。」










嘘だろ…

俺、そんなに寝てたのか?


…ていうか……









「…香純。

俺、服が乾いたら学校に行けって言ったはずだけど?」







「行けるわけないでしょ?

柊吾は熱あるし、ゆーくんは泣いてるし。」









水に濡らしたタオルを絞りながら、そう言った香純。




心配してくれるのは嬉しい。

もちろん、今一緒にいられることも…








でも…