「芹沢は今、お前にご執心だ。近藤派だけでなく天李の情報を持ってくるように奥沢に言っている」


「…だから?」


「奥沢をしばらくお前の近くにおく。密偵の捏造兼、護衛みたいなもんだ。どこに芹沢派がいるか分からねぇからな」


護衛ねぇ…。


ああ、嫌な予感があたってしまった。


そのついでに堂々と私の監視もしてもらうということなのだろう。


「素直に言えばよろしいのに」


「あ?なんか言ったか」