土方さんが少しほっとした顔をするのが見えた。


「平助、部屋に連れていけ。…すぐ昼餉だからあんまりだらだらするんじゃねぇぞ」


ということは、私は平助の部屋で食べるのね。


…監察でもつけるのかしら。


それとも、誰かが見張るの?少し申し訳ない気もするけど…。


部屋へと歩く途中、平助が申し訳なさそうな声で言う。


「ごめんな天李、みんなあんな態度で。でもしばらくすれば…」


「いいの平助」