「・・・」
湊は反応しない樹に今はまだ言えないのかもしれないと無理に聞き出すことはしなかった。いつの日かの湊の胸の中で涙した樹を思い出す。
「今はこれ以上は聞かない。でも俺にチャンスをくれないかな?」
湊の提案に樹は湊の方を向く。
「たった一晩だけじゃなく俺はこの先も君と繋がっていきたいと思ってる。この命がつないでくれているとも思うけど、それだけじゃない。俺は君と繋がっていたいんだ。不思議なんだけどさ。そんなに知り合えてもいないのに、こんなにひかれるのは。」
湊の嘘偽りのないまっすぐな言葉に樹の心は揺れた。
目を閉じたまま自分のお腹の命に話しかける。
あなたのお父さんはこんなにもまっすぐに向き合おうとしてくれているのに、お母さんのエゴでその関係を断ってしまうのはあなたの幸せを奪ってしまうことなのかな・・・
湊は反応しない樹に今はまだ言えないのかもしれないと無理に聞き出すことはしなかった。いつの日かの湊の胸の中で涙した樹を思い出す。
「今はこれ以上は聞かない。でも俺にチャンスをくれないかな?」
湊の提案に樹は湊の方を向く。
「たった一晩だけじゃなく俺はこの先も君と繋がっていきたいと思ってる。この命がつないでくれているとも思うけど、それだけじゃない。俺は君と繋がっていたいんだ。不思議なんだけどさ。そんなに知り合えてもいないのに、こんなにひかれるのは。」
湊の嘘偽りのないまっすぐな言葉に樹の心は揺れた。
目を閉じたまま自分のお腹の命に話しかける。
あなたのお父さんはこんなにもまっすぐに向き合おうとしてくれているのに、お母さんのエゴでその関係を断ってしまうのはあなたの幸せを奪ってしまうことなのかな・・・



