一夜からはじまる恋

湊には食事はいらないことを伝えると少しして湊と理恵が二人で食事している声が聞こえてきた。

樹は自分の耳をふさいで目を閉じた。

こんな時・・・
たった一夜から始まったふたりの関係は不安になる。

湊が今までくれた言葉たちも、ぬくもりも、信じたいのに信じきれないのはまだまだお互いに知らないことが多いからかもしれない。

そんなことを考えながら今まで過ごしてきた湊との時間を思い出し、再び心に満ちるもやもやを解消しようと樹は必死になっていた。