一夜からはじまる恋

「いや、時間作るよ」
「でも湊最近仕事休んだり定時で上がったりばっかりだったんでしょ?会社を背負う人間が早々不在にするのはどうかと思うし」
「・・・まぁな」
樹はトイレで吐き気と戦いながらなぜか涙があふれた。


自分はいま湊のお荷物にしかなっていない。そんな自分が悔しい。

湊に与えてもらってばかりで自分は何もできていない。



樹は吐き気が収まると寝室へ向かった。