「じゃあこれで!」
とうとうドレスを決めた湊。
「これでいいかな?」
と樹を見る。
ずっと真剣に考えて選んでくれた湊の気持ちがうれしくて樹は笑顔で頷いた。

「ご主人のタキシードはいかがなさいますか?」
「ウェディングドレスにあいそうなものを適当に見繕ってください。」
湊の言葉に樹がストップをかける。
「ちゃんと選ぼう?」
樹の言葉に湊はいたずらに微笑んで
「じゃあ樹に決めてほしい」
と見つめられて樹はタキシードの写真を見始めた。