一夜からはじまる恋

樹はその間にゆっくりとお風呂に入る。

湊はなかなか上がってこない樹を心配して浴室の外から声をかけた。
それでも物音がしない。

「開けるぞ?」
少し緊張しながら浴室を見ると樹は湯船の中でうとうとしていた。
「樹!起きろ!樹!」
湊の声に驚いて樹が目を覚ますと湊は樹を湯船から抱き上げた。

目が覚めて状況が飲み込めた樹は一気に恥ずかしくなる。
「っ!!!」
湊は樹の体を手早く拭いて着替えさせた。
「自分でできます」
「だめ」
少し怒っている湊にそれ以上何も言えない樹はされるがままになっていた。