一夜からはじまる恋

湊は樹を起こさないようにそっと毛布を掛けて着替えるために寝室へ向かった。
「ごめんなさい。眠ってました。」
慌てて寝室に来た樹に部屋着姿になった湊が近づく。
「敬語禁止」
「ごめん。」
「疲れた顔してる。仕事つらいんだろ?」
「でもあと少しだから。大丈夫。」
湊は樹の頬を撫でる。
樹はそんな湊の手に自分の手を重ねた。
「ごはん、用意するね」
とキッチンに向かおうとする樹の手を引いて口づけした。

こうして口づけすることが増えた。
今も少し照れる。
樹ははにかんでからキッチンへ向かった。