一夜からはじまる恋

「おはよう」
樹が目覚めるとキッチンに湊が立っていた。
「おはよう」
昨日、二人で敬語をやめようと話した。さっそく敬語を控える樹に
「まじめか」
と湊が笑う。

「朝ごはん作ったんだ。食べられそう?」
「うん」
「よかった。」
湊は和食を用意してくれた。

樹が冷蔵庫からお茶を出していると湊がキッチンでお味噌汁やご飯をよそっていた。

大きな体を小さくして一生懸命に食事を作る姿を見ていると、
「緊張するからあんまり見るなよ」
と湊が照れた。