その後病室に医師が来て、樹の了承もあり湊が立ち会ったまま病状の説明がなされた。
「子宮の赤ちゃんが育っている部屋に血腫があります。」
「血腫?」
医師の言葉に湊が聞き返す。
「その血腫が今回は引き起こした痛みと思います。今はまだ安定期といわれる妊娠後期に入る前でその血腫の直接的治療はできません。」
「赤ちゃんは?大丈夫なんですか?」
「今は大丈夫ですよ?ただ、血腫がこの先さらに大きくなるか、現在の大きさを保ってくれるかはわかりません。経過観察をする必要があります。」
医師の言葉に樹はショックが大きくて言葉にならない。そんな樹に代わって湊が質問しながら状況を確認してくれていた。
「血腫が今後引き起こす症状はどんなことが考えられますか?」
「血腫によってはただの子宮内での出血が固まっただけのものと、血腫自体がさらに大きくなってしまうものと種類が様々です。また、その場所にとどまってくれるものとそうでないものもあり、赤ちゃんの成長を妨げたり、場所によっては赤ちゃんに危険が及ぶこともあります。」
医師の言葉に樹の手が震えた。
「子宮の赤ちゃんが育っている部屋に血腫があります。」
「血腫?」
医師の言葉に湊が聞き返す。
「その血腫が今回は引き起こした痛みと思います。今はまだ安定期といわれる妊娠後期に入る前でその血腫の直接的治療はできません。」
「赤ちゃんは?大丈夫なんですか?」
「今は大丈夫ですよ?ただ、血腫がこの先さらに大きくなるか、現在の大きさを保ってくれるかはわかりません。経過観察をする必要があります。」
医師の言葉に樹はショックが大きくて言葉にならない。そんな樹に代わって湊が質問しながら状況を確認してくれていた。
「血腫が今後引き起こす症状はどんなことが考えられますか?」
「血腫によってはただの子宮内での出血が固まっただけのものと、血腫自体がさらに大きくなってしまうものと種類が様々です。また、その場所にとどまってくれるものとそうでないものもあり、赤ちゃんの成長を妨げたり、場所によっては赤ちゃんに危険が及ぶこともあります。」
医師の言葉に樹の手が震えた。



