「ここから先はご家族以外は入れません。」
湊が予想していたように、樹は救急病棟へ運ばれて自分は病院の待合室から先は入ることができなかった。
「お願いします。彼女を助けてください。お願いします。」
湊は懸命に看護師に頭を下げていた。
樹の病状も聞けないまま、湊が樹の手を再び握ることができたのは夕方になってからだった。
湊が予想していたように、樹は救急病棟へ運ばれて自分は病院の待合室から先は入ることができなかった。
「お願いします。彼女を助けてください。お願いします。」
湊は懸命に看護師に頭を下げていた。
樹の病状も聞けないまま、湊が樹の手を再び握ることができたのは夕方になってからだった。



