樹の作った夕飯を二人で食べてからいつものように樹はベッド、湊はソファで横になった。
湊は棚の上の写真が伏せられていることに気が付いた。
静かに立ち上がりその写真に触れようとしてその手を止め強く握りしめる。
まだ自分には踏み込めない過去。
踏み込んだらいけない気もする。
でも樹のお腹の子はどんどんと成長している。
このまま仕事をやめて一緒に暮らせれば樹の負担も減る。
子供が成長していく様子をそばで立ち会える。
願いはたくさんあるのに進もうとしても次の扉がなかなか開けられないもどかしさを感じていた。
湊は棚の上の写真が伏せられていることに気が付いた。
静かに立ち上がりその写真に触れようとしてその手を止め強く握りしめる。
まだ自分には踏み込めない過去。
踏み込んだらいけない気もする。
でも樹のお腹の子はどんどんと成長している。
このまま仕事をやめて一緒に暮らせれば樹の負担も減る。
子供が成長していく様子をそばで立ち会える。
願いはたくさんあるのに進もうとしても次の扉がなかなか開けられないもどかしさを感じていた。



