「咲希〜今日久しぶり学校行かない?」
「……かったる」
「いいじゃ〜ん♡行こうよぉ」
「…めんどくさ」
「ですが出席日数の問題もありますし」
「…わかった。」

学校に行く事があまり無い5人だが
実際出席日数は問題ない。
何も知らず珍しく行く事になる 咲希。

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学校に到着 / 昼ごはん時間 (屋上)
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「ふぁ〜 眠たい」

あまりの温かさに眠気襲われる 紗和

「優奈は〜 イケメン捜ししてこようかなぁ」

校舎の方を見ながら笑顔で言う 優奈

「ちょっと!これじゃ何しに来たのよ!」

皆を見ながら叫ぶ 紅音

「……はぁ。」

その姿を見てため息を吐き続ける 蒼空

「…………。」

何か叫び声が聞こえて紅音は校舎の方見る

「お前らどこ見てんだよ…ぶっ潰すぞこら」
「すすすすいません!!!」
「ちょっと!あなた達何してるのよ!」
「お前誰だよ…誰に向かって言ってんの?」
「私は、山崎彩香!2年生よ!あなたは!?」

そんな会話が丸聞こえて皆が視線を向ける。

「!?なにやってんの…あいつ…」

学校に彩香が居る事に驚きを隠せない咲希

「咲希さんのお知り合いの方ですか?」

咲希の一言に違和感を覚え不思議に聞く蒼空

「助けなくていいのかしらあれはヤバいよ」

怒鳴り合いをしている方をみながら言う 紅音

「手はだしてないしぃ大丈夫じゃなぁい?」

呑気に応える 優奈

「…あいつ…確か…darkSoulの唐沢…」

他の暴走族のチームの名前を出した 紗和

「…dark…Soul……?なぜこの学校に…」

他チームが居る事に不満持つ咲希。

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彩香達の方では……
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廊下を歩いていると叫び声が聞こえた彩香。

「ねえ、莉亜と莉央先行ってて!」
「「ちょっと/おい」」

ひょこっと覗くと下級生が怯えている。

「お前らどこ見てんだよ…ぶっ潰すぞこら」
「すすすすいません!!!」
「ちょっと!あなた達何してるのよ!」
「お前誰だよ…誰に向かって言ってんの?」
「私は、山崎彩香!2年生よ!あなたは!?」
「雑魚なんかに言う名前なんかねーから」
「下級生が怯えているじゃないですか!!」
「だったら何なんだよ、あぁ?」

彩香は正直怖がっているが怯えている
下級生がいる前で怯む訳には行かず

「やめてくださいと言っているんです!」
「…なんもしてねんだよ」
「何も無かったら怯えたりしません!!!」
「お前さっきからなんなんだよ!ごらぁ」

不良が彩香の髪をひっぱり
殴りかかろうとした途端の事

パシっ

「ぁあ?」
「「その汚い手を離せカス」」

髪をひっぱっている手を莉亜が捻り潰し
殴りかかろうとした手を莉央が握る

「ふたりとも!!!!」

「お、お前ら…ま…まさか…」
「唐沢!?!?」
「やべーよ…darkSoulとdarkredだぞ」
「逃げるぞ!早く!!!」
「…次はないからね…べーだっ!!!」
「…莉亜……莉央……?」
「「彩香!大丈夫?/か」」

現状を掴めていないのは、彩香だけだ。

「莉亜様ー!!!!/莉央様ー!!!!」

「だ…く…そうる…だー…くれ…っどって?」

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戻ります / 咲希side
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なんなんだ…darkSoulとdarkredが
何故うちの学校に居るんだよ…
それも…あの女の知り合い…みたいだな
…なんなんだ…一体…

「これは…話さなきゃいけないな…」

私が言うと皆が一斉に難しい顔して頷く
きっと…考えているんだろうな…
別に私たちの傘下でもない2チームが
何故一緒なんだ?敵対チームのはずだ。

「蒼空…調べておけ。」

「はい!」

おかしい。普通は有り得ないことだ。
あの女は駒として私の所に来たのか?
いいや…そんな風には見えなかった。

「咲希さん!出ました!こちらです!」
「………ん?」

何故自分達の裏の存在を隠してまで
この学校に居るんだ?隠す必要があるか?

「……そうか」

必要…ではなく 隠さなきゃいけないのか…
そうしてこの学校に来たのもたまたまではない
全ては…あの女…山崎彩香…の為…か。
一人の女の為だけにおかしな奴らだ。

「どうされますか?咲希さん!」
「……今じゃない…まだ放っておこう。」
「……分かりました!」