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「っ、ふわぁ……」
「あ、紗菜さん。おはようございます」
────あれから。
既に23時をまわっていたらしく、凛太郎に「とりあえず寝ろ」とベッドに放り投げられた。もちろん変なことはされていない。
寝る前に時田さんがホットミルクとコーンポタージュを作って用意してくれた。
夜だからと気遣って炭水化物は用意しなかったらしい。女子力の塊か。
「おはよう。昨日はありがとう。いま何時くらい?」
「あーっと……9時過ぎですね。トーストでよければ用意できますけど……」
「9時過ぎ……?……遅刻っ……!」
「紗菜さん今日は土曜っすよ!」
時田さんの一言で我にかえる。今日は土曜日だったらしい。そういえば昨日、金曜の時間割をこなした気がする。
「大丈夫っすか……?」
「……なにが?」
「……、いや、やっぱいいです」
「……そっか」



