ていうか、 加瀬くん何で螺旋階段に? あの階段、普段使わないんだけどな… 螺旋階段の近くに行くと、 何やら話し声が聞こえた。 加瀬くんの声だよね…? 「好きだよ」 その言葉は、はっきりと聞こえた。 え? 好きって誰が…? 物陰に隠れながら、 加瀬くんと向き合ってる人を見ると… …それは女の子だった。